Vol.64 【Client's Voice】 Vol.1

【Client's Voice】 Vol.1

株式会社構造計画研究所
事業開発部 電波技術室
淺沼 雅行 さま

本日より、オリックス・レンテックのサービスをご利用いただいている“お客さまからのメッセージ”を、適時ご紹介してまいりたいと思います。第一回目のインタビューは、株式会社構造計画研究所 電波技術室 淺沼 雅行(あさぬま まさゆき)さんです。

構造計画研究所は、1959年設立、1961年超高層建築時代に先駆けて、日本で初めて建築の構造計算にコンピュータを導入しました。現在は建築分野に留まらず、地震や津波などの自然現象のシミュレーションから、人間の意思決定に関わるマーケティング分析まで、幅広い技術により、複雑化する社会課題に対応しています。

淺沼さんが所属する電波技術室では、自動車や携帯端末、家電、医療機器、建物、交通インフラに至るまで、「電磁波」に関するさまざまな対象へのシミュレーションとコンサルティング業務を行っています。
淺沼さんが「電磁波(電磁界)シミュレーション」の業務を行う上で、オリックス・レンテックのサービスをどのようにご活用いただいているのか、淺沼さんご本人にお話を伺いました。

【Client's Voice】 Vol.1

■淺沼 雅行さんより
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私が所属する電波技術室では、文字通り「電磁波」に関わるさまざまな種類のシミュレーションを行っています。「電磁波」と聞いても、イメージが湧かない方も多いかもしれませんが、自動車や携帯電話、家電製品など、生活の身近にある非常に多くのモノが「電磁波」を利用しています。我々が行う「電磁波シミュレーション」は、電磁波がどう広がるのかなどを正確に把握し、製品の開発スピードの向上や品質改善に活かすためのシミュレーションです。

例えば、自動車メーカーで新車種の開発をする場合を例に挙げると、一台の車には、アンテナ(例:カーナビゲーションシステム、衝突検知レーダーなど)以外にも、さまざまな機器が搭載されています。一台の車という狭い空間に機器が密集するため、電磁波のふるまいが複雑化します。これらが互いに「誤作動」に繋がることのないよう、きちんと検証する必要があります。我々が行う「電磁波シミュレーション」では、設定した諸条件における電磁波のふるまいや、ノイズが発生する可能性を事前にシミュレーションし、改善に活かしていただいています。

今後、IoT化が進むと、今までアンテナをつけたことがないモノも電磁波を発するようになることが考えられます。だからこそ目に見えない電磁波を可視化できるシミュレーションが必要になります。私たちもそういった時勢に先んじるよう、電子情報通信学会や電波伝搬の国際標準化会議などの直接専門と関わる機会だけでなく、映像情報メディア学会・日本建築学会・日本食品工学会など、さまざまな学会に幅広く参加して日々研鑽を積んでいます。

近年利用が増えている電磁波の傾向(波長が短くなっている)から、シミュレーションモデルがより大規模になっている状況に加え、私たちの身の周りの電磁波環境はますます複雑化しており、シミュレーションを流すマシンスペックへの要求がどんどん高くなっています。マシンスペックはシミュレーション時間に直結し、ひいては迅速なアウトプットができるかどうかに影響します。

オリックス・レンテック様にご協力いただいているのは、我々が行う「電磁波シミュレーション」に欠かせない、ハイスペック・マシンの確保です。

今回使用させていただいた、NVIDIA Tesla K40を搭載した「【ThinkStation P910】」を利用すると、通常のCPU8コアであれば2時間40分程度かかるシミュレーション時間を、僅か23分で済ませることができます。
※マシンスペック:プロセッサー インテル® Xeon® プロセッサー E5-2690 v4 x2
プロセッサー動作周波数 2.60GHz / CPUコア数 14 チップ・セット インテル® C612 チップセット/
インテルAMT対応 インテル® AMT9.0対応 / セキュリティー・チップ(TPM) あり(TCG V1.2準拠)
主記憶(RAM)容量 16GB / 補助記憶装置(内蔵) 512GB SSD
グラフィックス NVIDIA Quadro M5000 (8GB) + NVIDIA Tesla K40
ビデオRAM容量 CPU内蔵の場合:最大1.7GB(メイン・メモリーと共有)

オリックス・レンテック様からは、当社内でも一般的なオフィス用のノートPCから、「GPU」というハードウェアを搭載したハイスペック・マシンまで、利用者の用途に合わせて様々なマシンをご提供いただいています。「GPU」を搭載したハイスペック・マシンを購入するとなると高額な投資が必要になりますが、プロジェクトごとに要求されるマシンスペックも異なるため、購入に対しては躊躇する部分もあります。こういった高額な機器を数ヶ月のプロジェクト単位でレンタルできることにより、オリックス・レンテック様は私たちの円滑なプロジェクト運営にとって欠かせない存在となっています。

プロジェクトは最短で1ヶ月、通常のもので3ヶ月~半年間程度、長いものだと数年とさまざまですが、こういった要望にフレキシブルにご対応いただけるという面でも、オリックス・レンテック様のレンタルサービスに大変満足しています。
今後もマシン性能は高度化していくと思いますが、実用に適した価格でハイスペック・マシンが利用できるオリックス・レンテックス様のサービスの広がりに期待しています。
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淺沼さん、温かいメッセージをありがとうございました。

■参考コラム:GPUによる電磁界解析の高速化
http://network.kke.co.jp/products/xfdtd/gpu.shtml

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