Vol.109 【Client's Voice】 Vol.2 株式会社化繊ノズル製作所

【Client's Voice】 Vol.2  株式会社化繊ノズル製作所

取締役工場長 : 佐藤 謙治さま
製造二部 技術科 次長 : 内田 路和さま
製造二部 試作開発課 課長 : 金光 伴積さま

オリックス・レンテックのサービスをご利用いただいている“お客さまからのメッセージ”「Client's Voice」、第二回目のインタビューは、「サブミクロンの技術で最先端技術を支える」を経営理念にされている、株式会社化繊ノズル製作所さまです。
1948年の創立以来、独自の技術で化学繊維・合成繊維製造用紡糸ノズルの開発・製造に携わり、業界のトップランナーとして世界の合成繊維業界に貢献してこられました。長年蓄積された精密加工技術・技能を基に、高機能フィルム・シート製造用金型、水処理他の膜・フィルター用中空繊維製造用ノズルから、エレクトロニクス、バイオ、医療機器、食品、化粧品、新エネルギー、環境、通信、航空宇宙分野に至るまで、さまざまな分野のニーズに対応されています。

今回お話をお聞かせいただいたのは、製造二部 技術科:次長の内田 路和さまと、同じく製造二部 試作開発課:課長の金光 伴積さまです。前回のポストでご紹介しました、「ショットキー走査電子顕微鏡 SU5000 (日立ハイテクノロジーズ)」を、当社のレンタルサービスにてご導入いただいております。ナノ単位での観察が可能な、最新の電子顕微鏡をどのように活用いただいているのでしょうか。ご本人のお話を伺いました。

【Client's Voice】 Vol.2  株式会社化繊ノズル製作所

■内田 路和さま ・ 金光 伴積さまより
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当社では従来から出来上がった製品の「検査機」として、日立ハイテクノロジーズさんの走査電子顕微鏡を活用してきました。従来主力製品であるノズルの検査等にはS-3400を利用しており、性能的にも十分満足できるものでしたが、需要が伸びてきている超微細孔や精密加工関連製品など、ナノ単位での観察が必要な検査業務においては、さらに高分解能の性能が必要となっておりました。そこで日立ハイテクノロジーズさんのショットキー走査電子顕微鏡「SU5000」に注目しました。
日立ハイテクノロジーズさんからも導入のご提案をいただいておりましたが、製品自体が高額なため、投資対効果をどのように考えるべきかを検討していたところ、日立ハイテクノロジーズさんとオリックス・レンテックさんが提携され、保守契約付きのレンタルサービスを開始されたとのご案内を受けたため、導入を決定しました。
契約期間中、保守が付いているので突発的な高額修理の負担がなく安心して使用できる点と、満了時点での製品残価を考慮した価格設定、また検査機の能力が日々進歩していく中、自由に期間が設定できる「レンタル」で導入できる点に大きなメリットを感じています。

電子顕微鏡の当社での活用方法は、「分析・観察」といったものではなく、製品検査の段階における「検査機」としての活用です。「SU5000」を導入したことで、旧型機「S-3400N」では観察が不可能だった部分が見えるようになりました。例えば、超微細孔3ミクロンの加工品検査では、1つのノズルの表面や内面の微細な穴の中を何千、何万倍率で時間をかけて丁寧に検査・観察することで、高アスペクト孔内に微細なゴミなどの問題がないかどうかのチェックが行えるようになり、お客さまに検査時の画像をつけて製品保証を行うことでより高い技術力の証明と製品の品質向上へと繋がっています。

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<今後の展望>
化学繊維を製作する紡糸用ノズルの開発・製造で培ってきた微細孔加工技術、超微細工具製作技術の応用として、近年では電子、半導体、液晶関連部品製造の他、自動車、医療、食品包装、宇宙・航空産業等を支える高精度な紡糸用ノズル、超微細孔加工製品の作成(電子顕微鏡などにおいて、電子ビームを絞るアパーチャーなどに利用)に注力しています。自社の強みである微細加工技術をもって、顧客ニーズの多様化に対応し、より幅広い分野に向けて精密加工関連製品の拡充を図っていきます。
最終検査における検査レベルが、紡糸用ノズルとは桁が違うほどの高精度なレベルを求められており、今回導入した「SU5000」もフル稼働の状況です。

<オリックス・レンテックに期待すること>
幅広い分野にチャレンジしていく中で、用途・期間ともにピンポイントで必要な機器を利用できるレンタルサービスはとても魅力的です。高精度の観察機器を扱い始めるお客さまが増えており、求められる精度がますます高くなっているため、観察機器の陳腐化に対応できるレンタルサービスに期待します。また検査業務に限らず、製造現場に導入可能な産業用ロボットなども含め、当社の用途・目的に合った最新機器のご提案をたくさんいただきたいと思っています。
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内田 路和さま  金光 伴積さま
貴重なお話をお聞かせいただきありがとうございました。

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