Vol.137 ドライバーの"脳波測定による運転サポート技術"を開発!!

ドライバーの"脳波測定による運転サポート技術"を開発!!

この記事のタイトルをご覧になり、どなたも「自動運転の進化」を想像されたのではないでしょうか。日産自動車が1月3日に発表した「ドライバーの脳波を測定し、運転を支援する先駆的な技術(Brain-to-Vehicle、B2V)研究」がどのようなものか、同社副社長のダニエレ・スキラッチ氏は、以下のように説明しています。
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将来の自動運転社会では、人間はクルマをコントロールしないと考える人が多いかもしれません。しかし、この技術はその反対です。ドライバーの脳波を活用して、ドライビングをさらにエキサイティングで楽しいものにしていくのです。
「ニッサン インテリジェント モビリティ」の取り組みのもと、自動運転や電動化、コネクテッド・カーなどの技術により、私たちはよりよい社会を実現していきます。
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現在さまざまな企業が開発を進めている「自動運転」の要素も含む、ドライバーの「運転サポート」技術のようです。日産自動車は、この技術(Brain-to-Vehicle、B2V)の詳細について、さらにこう続けています。
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日産のB2V技術は、世界で初めて、ステアリング操作などの運転操作に関連する行動準備電位のリアルタイム検出、また、ドライバーが思い描いた運転と、実際に行われている運転が違うと感じるときのエラー関連電位(Error Related Potential)を計測可能としました。
また、本技術は、ドライバーがヘッドセットを着用することで計測された脳波をシステムが解析、判断し、自動運転に適用します。また、マニュアル運転時には、脳波によってドライバーの意思を把握すると、ドライバーが操作を開始する0.2~0.5秒前にクルマが運転操作を開始します。このことにより、ドライバーはシステムのサポートを意識することなく、スムーズに走行することができるようになります。
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つまり、ドライバーが「ハンドルを回す」、「アクセルやブレーキを踏む」など、何らかの運転操作を“意識”した段階で、ドライバーの脳波(行動準備電位)を検知・測定して、運転をサポートしてくれるというものです。操作を開始する0.2~0.5秒前というと、ほんのわずかな時間に感じられますが、時速100kmで走行している車のドライバーが何らかの危険を察知して、急ブレーキを踏んだケースを考えると、車は0.2秒間に5.5メートル、0.5秒間では13.9メートルも進んでしまうため、事故を防げる可能性に大きく影響しそうです。
この新たな技術は、ドライバーの反応時間を短縮するだけでなく、違和感を持たない自動運転へのカスタマイズや、乗り心地の向上にも繋がると期待しており、先日米国ラスベガスで開催された「CES 2018」の日産ブースでは、デモンストレーションも行われました。

以前に当ページでもご紹介しました、「コネクテッド・カー」や「テストカーソリューション」の例にもある通り、車の「利便性」や「安全性」を向上させる技術は日進月歩の状況です。今後も着目して参りたいと思います。

■日産自動車ニュースルーム:2018年1月4日公開内容
https://newsroom.nissan-global.com/releases/release-3459ed449767a2e07b2e465ced0014bc-180103-01-e
■コネクテッド・カー
http://journal.orixrentec.jp/2017/01/post-2.html
■テストカーソリューション
http://www.orixrentec.jp/service/testcar_sol/index.html

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