Vol.141 空気圧式ゴム人工筋肉を使った歩行トレーニング装置

空気圧式ゴム人工筋肉を使った歩行トレーニング装置

ブリヂストン、東京医科歯科大学と共同で開発スタート!

記事のタイトルをご覧になって、「意外なコラボレーション」と感じられた方も多いのではないでしょうか。
タイヤ最大手のブリヂストンは、東京医科歯科大学 生体材料工学研究所:川嶋健嗣教授と共同で、シニア層の健康増進に貢献する「歩行トレーニング装置」の開発を開始したことを発表しました。この装置は、体に装着した「空気圧式ゴム人工筋肉」で歩行動作をアシストまたは負荷を与えるもので、シニアの健康増進を目的とした体力向上トレーニングへの活用を想定しています。2018年には実用化に向けた実証試験を開始する予定で、既に試作機も完成しています。
ブリヂストンが開発している「空気圧式ゴム人工筋肉」と東京医科歯科大学 川嶋教授が開発している「システム制御技術」から成り、ユーザーの体に装着した人工筋肉で歩行動作をアシストする、あるいは負荷を与える内骨格型(※高剛性のフレーム(骨格)を有するものを「外骨格型」、骨格を有していないものを「内骨格型」と呼びます)のトレーニング装置です。

空気圧式ゴム人工筋肉を使った歩行トレーニング装置

「空気圧式ゴム人工筋肉」は、いわゆる“マッキベン型”と呼ばれるタイプの人工筋肉で、ゴムチューブとその周りの繊維を筒状に組み上げた補強層から構成され、ゴムチューブの中の空気を加減圧することにより伸縮し、ヒトの筋肉のような動きができるのだそうです。
「空気圧式ゴム人工筋肉」は、ブリヂストンが長年タイヤやホース開発で培ってきたゴムや補強繊維の技術を応用したもので、モーターなどの駆動装置と比べて軽く柔軟であるため、この人工筋肉を用いることで、ユーザーの体への負担が小さいトレーニング装置をつくることが可能であると説明しています。脚力が衰えやすいシニア層の脚力向上や健康増進、また、怪我などにより「リハビリ」が必要になった患者の歩行トレーニングを主な活用方法として想定していますが、負荷を加えることによる、運動機能の向上にも役立てて行きます。

空気圧式ゴム人工筋肉を使った歩行トレーニング装置

民間企業と大学との共同開発が、さまざまな分野で行われています。最先端の技術や製品を生み出すためのコラボレーション事例として、今後も注目して行きたいと思います。

■株式会社ブリヂストン ニュースリリース:2017年12月14日
https://www.bridgestone.co.jp/corporate/news/2017121401.html

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