Vol.144 【Client's Voice】 Vol.3 国際航業株式会社

【Client's Voice】 Vol.3  国際航業株式会社

事業開発本部 3Dセンシング事業部
営業部 技術士補・測量士
前澤 健太郎 さま

オリックス・レンテックのサービスをご利用いただいている“お客さまからのメッセージ”「Client's Voice」。第三回目は、1947年(昭和22年)の創業以来70年以上に亘り、航空写真測量のトップランナーとして日本の社会インフラ整備の一翼を担ってきた、国際航業株式会社さまのメッセージをご紹介します。

国際航業さまには創業当初より培ってきた大きな強みがあります。

正確に測る。
情報をわかりやすく可視化する。
課題を解決する。

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この“3つの強み”を基に、国土の姿を正確に測量し、正確な地図をつくり、それらを活用した社会インフラの計画と設計を行うことで、日本の近代都市形成を支えて来られました。国際航業さまの持つ「地理空間情報技術」は、さらに進化し、社会の課題解決に欠かすことのできないものとなっています。

国際航業さまとオリックス・レンテックは、昨年6月にドローンに関する相互販促協力契約を締結しました。ドローンの機体選定・調達からドローンを活用した空撮と3D地図の作成まで、包括的な提案が行える体制を築いています。今回お話を伺ったのは、事業開発本部 3Dセンシング事業部で、技術士補・測量士として活躍されている前澤 健太郎さまです。ご担当部署で担われているミッション、そしてオリックス・レンテックとの具体的な取り組みについて、お話しいただきました。

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■前澤 健太郎さまより
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私が所属している事業開発本部では、「3Dセンシング事業」を含む、新規事業全般を担当しています。当社がこれまで培ってきた「地理空間情報技術」をさまざまな場面に役立てて、新たなお客さまのニーズに応えていくことがミッションです。「3Dセンシング事業」の概要を一言で説明すると、写真データから正確な3Dモデル(※1)をつくり、お客さまに提供することです。当社の3次元空間解析クラウドサービス 「KKC-3D」では、さまざまな位置・角度から撮影した写真を基に、正確な3Dモデルを作成することが可能です。従来、写真データから正確な3Dモデルを作成するには、高価な解析ソフトウェアとハイスペックなコンピューターの導入が必要でしたが、当社のサービスをご利用いただくことで安価で簡単に3Dモデルを作成することが可能となりました。主に、建設会社さまに活用いただくケースが多く、具体的にはドローンで空中から撮影した写真データを用いて作成した3Dモデルを建設工事でご活用いただいております。その理由は大きく2つございます。
※1:地形や物体の形状を精確に捉えたデータを指します。

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1つ目は、「ICT建機」とよばれる最新の建設機械があり、これに3Dモデル(データ)が大きく役立つためです。例えば、ショベルカーで「巨大な穴を掘る」という工事の際に、予め3Dモデルを入力しておくと、「ICT建機」が工事の進捗を適時確認・判断して、「設計図の深さまであと1メートル/幅まであと50cm」など、3Dモデルに添った具体的な指示を出してくれるのです。
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2つ目は、工事終了後の検査・確認のためです。工事が始まる前と後、両方の3Dモデルをつくっておくことで、作業が設計通りに完了したかどうかの確認を正確且つ、簡易に行うことができます。工事現場でトータルステーションの三脚を立て、さまざまな場所から測量・検査を行っていた作業が、ドローンと3Dモデルを用いることで、作業時間が大幅に短縮されます。
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このように3次元データを活用し、建設システム全体の生産性向上を図る取組みは、「i-Construction(アイ・コンストラクション)」と呼ばれ、国土交通省が積極的に推進しています。

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オリックス・レンテックさんとの業務提携では、新たにドローンを購入・レンタルされたお客さまに対し、当社の3次元空間解析クラウドシステム「KKC-3D」基本使用料を最長1年間、無償でご提供している他、3次元データの作成・活用方法などのソリューション提供を一緒に行っています。これまで当社がアプローチできていなかった、さまざまな業種のお客さまへのご提案機会が生まれて、また想像もしていなかった3次元空間解析技術のニーズや活用方法に触れることが出来ているため、とても大きなメリットを感じています。

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とりわけ印象的だった例は、鉄鉱石を扱うお客さまにアプローチした時のことでした。鉱山で発掘した鉄鉱石は資材として、適時保管されていますが、鉄鉱石の量を正確に測って欲しいというご依頼がありました。鉄鉱石の重量と体積は、とてつもない単位になり、鉄鉱石を「資産」として扱うお客さまにとって、その量を正確に測ることは営業上・会計上、極めて重要なことでした。そこで、我々はドローンを用いて瞬時に資材の写真撮影を行い、それを基に3Dモデルを作成し、体積計算を行うことをご提案しました。我々にとっては、まさに“新たなニーズ発掘”の瞬間でした。このような「資産の把握」というニーズは、セメントや石炭といった他の資材を扱うお客さま、またそれらを使う製造業のお客さまにも共通すると想定しています。

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他にも、風力発電の風車やプラント、ビルやダムといった大きな施設の点検に我々の技術が生かされると考えております。これまで大型の施設の点検は、高所作業車や特殊車両を用いて、危険を伴う中、時間とコストをかけて行われてきました。そこで、ドローンで撮影した写真を用いて施設点検を行うソリューションをお客様へ提案しております。当社がこれまで培ってきた3次元空間解析技術と、インフラ点検・管理技術を融合させることで、大型の施設点検がより安価に安全に短時間に行われるようになるでしょう。このような取り組みが広がっていけば、ドローン+空間情報技術の活用シーンは今後ますます身近なものになって行くのではないでしょうか。

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これは私の勝手な想いかも知れませんですが、オリックス・レンテックさんと当社は、新しい市場をいっしょに開拓していく仲間だと認識しています。ドローンに関する相互販促協力契約の締結以前から、PCなどICT端末のレンタルでお世話になってきましたが、今後よりお互いの強みを生かすために連携を深めて、多くのお客さまのお役に立って行きたいと思います。
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前澤 健太郎さま
貴重なお話をお聞かせいただきありがとうございました。

■取材協力:国際航業株式会社さま
http://www.kkc.co.jp

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