Vol.179 【時代を変えた技術・製品 Vol.9】 初代iPhone!

【時代を変えた技術・製品 Vol.9】 初代iPhone!

技術・製品と共に時代を振り返るこちらのコーナー。第9回目は2007年1月9日に、当時のアップルCEO:故スティーブ・ジョブズによる歴史的な基調スピーチで発表された「初代iPhone」のご紹介です。同年の6月29日に米国で発売開始となり、翌年2008年7月に「初代iPhone」の後続機種「iPhone3G」が日本に初上陸しました。日本でも間もなく10周年を迎えます。

「iPhone」の開発プロジェクトは、ジョブズの指揮のもと極秘に進められ、開発費は推定で1億5千万ドル、開発期間は30カ月に及んだと言われています。キーボードやマウスなどの周辺機器を一切使用しない“マルチタッチパネル”を「携帯電話に実装する!」という大胆な発想は、当時の携帯ユーザーには想像もつかないような、まさにイノベーションでした。その圧倒的なユーザビリティの高さから、当時の携帯電話には必ずと言ってよいほど同梱されていた、「分厚い説明書」までを一切省いてしまったのです。「説明書は本体に内蔵されている」という“スマートな姿勢”は、まさに「iPhone」独自のものでした。

【時代を変えた技術・製品 Vol.9】 初代iPhone!

他にも「iPhone」を購入したユーザー自らが、「iTunes」上でアクティベーションとキャリア回線契約を行うという、画期的な契約形態や、「iPhone3G」から接続が可能になった「3Gネットワーク」への対応、さらに「App Store」にも対応したことで、「スマートフォンの拡張機能を、ユーザーがアプリから自由に選べる」という、新しいユーザーメリットも可能にしました。その後に生まれた「iPhone 3GS」では、メモリが倍増したことに加え、カメラの品質向上とビデオ撮影も可能とし、2010年に登場した「iPhone4」では、金属フレームをガラスパネルで挟んだ美しいフォルムが圧倒的な人気となり、「iPhoneこそスマートフォン」というイメージを不動のものとしました。
2011年の「iPhone 4S」では「Siri」が登場、2012年の「iPhone 5」では、縦長の4インチディスプレイを搭載し、LTEにも対応。「iPhone 5s」では指紋認証、「iPhone 6」からは「Plusサイズ」が登場し、“大きく薄く”というトレンドを作るなど、常に進化を続けながら爆発的なヒットを生みだしています。

「統計サイトStatista(※)」が公開している「2007年~2017年/Apple iPhoneの世界全体販売台数」によると、「iPhone」の累計販売台数はなんと12億台に達しています。さらにアップルからのデータを基に「iPhone」の10年間の売上/利益も算出しており、総売上高は7380億ドル(約83兆円)、利益では実に1000億ドル(約11兆2000億円)と推定しています。ちなみに10年間で12億台というペースは、一日平均で換算して、およそ33万台です。
「iPhone」が人々の生活を劇的に変えて来たということが、数値からもはっきりと読み取れる、まさに「時代を変えた技術・製品」ですね。 今後もさまざまな業界から、「時代を変えた技術・製品」をシリーズで展開して参りますので、ぜひご注目ください。 ※写真はイメージです。

■※参考サイト:Statista/Unit sales of the Apple iPhone worldwide from 2007 to 2017 (in millions)
https://www.statista.com/statistics/276306/global-apple-iphone-sales-since-fiscal-year-2007/

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