Vol.174 「Windows 7」のサポート終了は2020 年1月14 日

「Windows 7」のサポート終了は2020 年1月14 日

サポート終了時の“混乱”を避けるためには!?

マイクロソフト製品は、発売開始から最低5年間のメインストリームサポートと、最低5 年間の延長サポート(合計10 年間/最低)が保証されています。この基本ルール(※1)に沿って、2014年4月8日に「Windows XP」のサポートが、そして2017年4月11日には「Windows Vista」のサポートがそれぞれ終了しました。

当記事のタイトルにもあります通り、次にサポートが終了するのは、「デスクトップWindows」でいまだ40%近いシェアを誇る「Windows 7」です。サポート終了のタイミングは今から1年7ヶ月後の2020年1月14日。「まだ一年以上も猶予がある」という見方もありますが、現在の利用状況と、「Windows XP」のサポート終了時に起きた混乱を考えると、早めの対策が必要です。「Statcounter Global Stats」の最新データによると、2018年5月時点の「デスクトップWindows版市場シェア/ワールドワイド」で、最も高いのは「Windows 10」の47.21%ですが、2位は「Windows 7」で現時点では39.44%もあります。

「Windows 7」のサポート終了は2020 年1月14 日

「Windows 10」が登場したのは今から約3年前(2015年7月)ですが、「Windows 10」のシェアが、「Windows 7」を上回ったのは、登場から2年半も経った2018年1月のことです。ちなみに「Windows 7」よりも後に登場し、サポート期間も2023年1月まである「Windows 8」のシェアがわずか1.92%であることを考えると、「Windows 7」のサポート終了時には、「Windows XP」のサポート終了時と同様の混乱が予想されます。

■「Windows XP」サポート終了時の混乱とは?
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「Windows 7」登場以前に最も高いシェアを誇っていた「Windows XP」はサポート終了後、半年間が経過しても、およそ15%のシェアがありました。電子情報技術産業協会(JEITA)のPC出荷統計(※3)によると、「Windows XP」のサポートが終了した2014年4月には、前年同月比で46.9%もPC出荷台数が増加し、続く5月も23.3%増という異例の数値となっていることから、どれだけたくさんの企業がギリギリで“駆け込んだ”か、また“サポート終了のタイミングまでにPCを調達できなかった企業”が、どれだけ多く発生したか、その状況が浮き彫りになっています。しかも、その後は需要集中の反動で、23カ月も連続で前年割れという事態に陥ったのです。
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「Windows 7」のサポート終了は2020 年1月14 日

■サポート終了後も使い続けることのリスクとは?
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サポート終了後は、「セキュリティ更新プログラムの提供」、「仕様変更や新機能追加などのバージョンアップ」、「無償サポートライセンス」など、全てのサポートが受けられなくなってしまいます。その中でも最もリスクが高いのは、「セキュリティ更新プログラムの提供」が終了してしまうことです。
この更新プログラムとは、「Windows 7」が発売された後に発見されたセキュリティの脆弱性や不具合を解決するために、マイクロソフト社のエンジニアが定期的にチェック・修正を行っているもので、セキュリティリスクを回避するために欠かせません。万一「Windows XP」サポート終了時の様に、「Windows 7」サポート終了後も新しいPCを調達できず、サポートされていないPCを使い続けてしまう状況に陥ると、「マルウェア」をはじめ、さまざまなウィルスへの感染やサイバー攻撃などの危険にさらされ、以下のような事故に繋がる可能性が高まります。

■個人情報/その他データの流出
■コンピュータの乗っ取り/遠隔操作
■コンピュータの破壊/データの消失

「Windows 7」サポート終了時に起こるであろう“混乱”を、サイバー攻撃を仕掛ける側も狙っている!と考えるべきではないでしょうか。
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企業のPC運用において、「移行」には多くの手間とコストが必要となりますが、現時点で到来することが明確になっているサポート終了のタイミングを踏まえて、最もシェアが高くサポート期間も長い「Windows 10」の導入準備を進めておく必要があると思います。来週のポストでは、「Windows 7」との比較をしながら、「Windows 10」の詳細について触れて参ります。

■参考サイト:マイクロソフト ジャパン/OS にはサポート期限があります!
https://www.microsoft.com/ja-jp/atlife/article/windows10-portal/eos.aspx

■参考サイト2:Statcounter Global Stats
Desktop Windows Version Market Share Worldwide/May 2017 - May 2018
<Worldwide>
http://gs.statcounter.com/os-version-market-share/windows/desktop/worldwide
<Japan>
http://gs.statcounter.com/windows-version-market-share/desktop/japan

■参考サイト3:JEITA/2014年度パーソナルコンピュータ国内出荷実績
https://www.jeita.or.jp/japanese/stat/pc/2014/

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