Vol.205 従来の4倍以上・2時間飛行が可能な最新ドローン「US-1」!

従来の4倍以上・2時間飛行が可能な最新ドローン「US-1」!

米スタートアップ「Impossible Aerospace」が開発!

ドローンの機能・性能はまさに日進月歩の状況です。強風時や氷点下など、過酷な環境下でも安定飛行を可能にする機種、マラソンランナー・自動車・バイクなど、“動く被写体”を自動追跡して撮影できる機種に加え、4K動画撮影など超高画質撮影を可能にするドローン搭載カメラも登場しています。また、ドローンに積載可能な重量も増えており、農業分野では農薬散布にドローンが活用され、災害対策においては空撮による災害状況の把握だけでなく、災害現場に支援物資を迅速に届ける「レスキュードローン」も登場しています。さらに、ドローンによる宅配サービスも実現段階に近い状況であると聞きます。
この様に、急激な進化を遂げているドローンですが、意外にも!? 大きく変化していないのが、「飛行可能時間」です。現在のドローンの飛行可能時間は15分~25分程度で、これは空撮用ドローンが登場した2010年以降、大きく変化していません。搭載されているバッテリーの容量は大幅に増加しているにも関わらず何故でしょう? それはバッテリー容量の増加と並行して、ドローン自体の性能も高くなり、その分だけ電力消費も増えているからです。ドローンの性能が向上すると、その分長くは飛べなくなる。とても悩ましい課題ですね。

従来の4倍以上・2時間飛行が可能な最新ドローン「US-1」!

今日ご紹介する最新ドローンは、そんな悩みを一気に解消してくれそうです。
アメリカのスタートアップ企業「Impossible Aerospace(インポッシブル・エアロスペース)」が、秘密裏に開発してきたという、最新ドローン「US-1」は、なんと最大2時間もの長時間飛行が可能なのだとか。同社CEOであるSpencer Gore(スペンサー・ゴア)氏は、Elon Musk(イーロン・マスク)氏率いるTesla(テスラ)、SpaceX(スペースX)で、「バッテリーエンジニア」として活躍した人物です。同氏によると、長時間飛行の秘密は、その機体構造にあると説明しています。「US-1」のバッテリーユニットは非常に小さなセルで作られており、それらを機体の基礎的な構造としても使用しています。「テスラ」のEVにおいても、そのバッテリーパックは非常に小さなセルの集合でできており、その技術をドローンにも活用した成果と言えそうです(※現在、国際特許出願中)。
「US-1」の機体の大きさは26インチ(約66cm)、最高飛行速度は42mph(67.6km/h)、最大およそ46マイル(約74km)もの航行が可能とのこと。そして、これだけの長時間・長距離飛行が可能であるのにも関わらず、バッテリーの充電時間は1時間以内を実現しています。さらに「US-1」には、サーマルセンサー(温度感知器)や光学センサー(光や電磁波の感知器)も搭載している他、GPS機能も備えています。「US-1」の出荷開始は2019年初旬予定となっており、基本価格は7,000ドル(※現在のドル相場で79万円)。サーマルセンサーや1080p/60fpsのカメラを搭載する「US-1 Thermal」セットは10,000ドル(112万円)からとなっています。

ドローン・オペレーターとして活躍されている皆さま、ご興味をお持ちの皆さまは、ぜひ一度インポッシブル・エアロスペース社のサイトをチェックされてみてはいかがでしょうか。今後も、最新ドローンの動向について適時着目して参りたいと思います。

■Impossible Aerospace(インポッシブル・エアロスペース)
https://impossible.aero

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