Vol.215 Gillette(ジレット)・3Dプリント技術を使用したパーソナライズ髭剃り「Razor Maker」を発表!

Gillette(ジレット)・3Dプリント技術を使用したパーソナライズ髭剃り「Razor Maker」を発表!

3Dプリンタを用いた新しい分野の製品開発に関する話題は、これまで当ページでも幾度となく触れて参りましたが、いずれも試作段階のものが多く、市場での実用段階に達しているケースはまだ少ない状況です。そんな中、剃刀・髭剃り製品ブランド大手の「Gillette(ジレット/米国)」が先月発表した「Razor Maker」は、3Dプリンタが主役の製品で既に実用化され、ユーザーからの受注も開始しています。

その内容は、「製品」というよりも「サービス」と言った方が適切かも知れません。「Razor Maker」は、3Dプリンタを用いて髭剃りのハンドルデザインを“オーダーメイドで受け付ける!”というもので、「Gillette」と、MIT出身の3Dプリンタスタートアップ企業「Formlabs」との提携で実現しています。
「Razor Maker」の公式サイトにアクセスすると、「Formlabs」の3Dプリンタで製造可能な48種類のハンドルデザインが紹介されており、ユーザーはまずラインアップの中から基本デザインを選択します。次に7種類のカラーバリエーション(黒、白、赤、青、緑、灰色、クロム)から好みのカラーと、シェービングテック(刃の枚数)、グリップオプション(オプションがないデザインも有)を選択し、最後に任意でオリジナルの文字や番号を追加して、オーダー完了となります。ユーザーがオーダーした内容は、「カスタマイズ・ハンドルデザインファイル」として「Formlabs」に送信され、自動生産システム「Form Cell」を通して造形が開始されます。3Dプリンタで造形を終えた「カスタマイズ・ハンドル」は、洗浄→硬化処理→コーティング→組み立て、という工程を経て完成し、発注から2~3週間程度でユーザーに発送される仕組みです。「Razor Maker」の価格は、基本デザインで19ドル~45ドル。プラス15ドルで4つのカートリッジを追加できるほか、6ドルのグリップオプションがあります。

Gillette(ジレット)・3Dプリント技術を使用したパーソナライズ髭剃り「Razor Maker」を発表!

「デザインカスタマイズが可能な髭剃り」と聞くと、特段の目新しさは感じられないかもしれませんが、3Dプリンタ特有の技術を存分に生かし、且つほとんどの工程を3Dプリンタで完結させているという点はとても新しく、ほかの製品ジャンルを見渡してみてもユニークと言えるのではないでしょうか。デザインのバリエーションもそれぞれ個性的です。現状は米国内でのみ利用可能な製品・サービスですが、今後のユーザー数の推移や、ギフト需要など、将来性にも注目して行きたいと思います。

■参考サイト:Gillette「Razor Maker」
https://razor-maker.com/

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